平山惠美子看護倫理研究室

研究内容

論文・学会発表

<過去5年間の論文>
  • 2022年「”よい看護を提供したい”という思いから生じる倫理的葛藤」コミュニティケア10 24(11)2022 pp.13~16
  • 2022年「看護主任の倫理的能力を育む基盤づくりと倫理的感性の根付かせ方」主任看護師Style31(5)2022
  • 2022年「COVID-19ウイルス感染予防に関連した介護施設入所者へのケア提供における看護師の苦悩」公益在団法人在宅医療助成勇美記念財団研究報告書
  • 2020年「スピリチュアルケアを基盤とした現象学的看護倫理教育の試み」上智大学グリーフケア研究所グリーフケア第8号
  • 2018年「がんの再発・転移を告げられた患者に対し告知後初めての関わり時における看護師の関心の在りよう」ホスピスケアと在宅ケア 26(1)

<過去5年間の学会発表>                   
  • 2023年「公立病院に勤務する看護師の死者へのケアの在りよう」,第19回年次大会日本仏教看護・ビハーラ学会(新潟県)
  • 2022年パネル発表「“看護の発見”の潜在性に働きかける看護師へのスピリチュアルケア」:スピリチュアルケアを問う~4つの専門職の「寄り添う」 の中にあるもの~)第15回日本スピリチュアルケア学会学術大会(兵庫県)
  • 2021年「Nurses’ Struggles in the Provision of Care to Nursing Home Residents Associated with Infection Prevention amid the Spread of COVID-19 in Japan」               2021EMORY– AAPINA INTERNATIONAL NURSING RESEACH CONFERENCE(米国)
  • 2018年「現象学的看護倫理教育とスピリチュアルケア」グリーフケア研究所第5回実践・研究発表会( 上智大学/大阪グリーフケア研究所)
  • 2017年 「The nurses' structure of concern when providing care to patients who have been informed about cancer recurrence or metastasis in Japan. Asian American Pacific Islander Nurses Association’s 14th Annual Conference  (ハワイ)


看護主任Style2022年5・6月号掲載論文
Zoomでの日常看護実践研究会の様子

ーより良い看護実践をめざしてー

平山研究室は
日々の看護実践に埋め込まれているよさの探求
臨床で遭遇する倫理的課題に関する研究
スピリチュアルケアを基盤とした看護倫理教育
がん看護に関する研究を行なっています。

平山研究室 2022年3月

国際学会での発表 2021 EMORY – AAPINA INTERNATIONAL NURSING

2021年12月2日zoomで発表しました。

「日本におけるCovid-19 ウイルス感染予防に
関連した介護施設入所者へのケア提供における看護師の苦悩」

 

Abstract

目的:日本におけるnursing homeに勤務する看護師が、Covid-19 virus感染禍において感染予防を行いながら入所者のケア提供の実施に伴い、どのような苦悩を抱えているのか明らかにし、適切な支援を提言することにある。
方法:
nursing homeに3年以上勤務する看護師11名を対象にSemi-structured interviewsを行い、MGTAを用いて分析を行った。
結果
nursing homeに勤務する看護師の苦悩のcore概念として[自らが媒介となり入所者に感染陽性者が発生するのではないかと恐れる]が浮かび上がってきた。一方で、彼らは[介護施設看護師としての責務からストレスを抱えながらも徹底した感染対策と自粛生活を実行する]という使命の下[みえない感染予防対策に必死に取り組む]ことにも精力を傾けていた。しかし、他方、面会制限に伴う[入所者と会えないことから生じる、家族―看護師間のトラブルが増加する]ことへの対応に苦慮していることが明らかとなった。
結論:脆弱で認知機能が低下している高齢者が入所する介護施設では、明瞭な感染予防対策の徹底が重要であるが、すでにストレスを感じている看護師が過剰に感染予防の責務を負うことはバーンアウトにも繋がりかねない。看護師の疲弊を防ぐためには適切なメンタルケアが重要である。

発表に備えての準備中!地道な作業です。
発表に備えての準備中!地道な作業です。
時差の関係から夜中2時の発表です。

より良い看護実践をめざして、
平山研究室は主に看護実践に埋め込まれているよさの探求や臨床で遭遇する倫理的課題に関する研究を行なっています。
このページでは現在取り組んでいる研究や過去の実績、今後の講演・研修会の予定をご紹介しています。

ABOUT

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平山惠美子研究室
〒956‐8603
新潟市秋葉区東島265番地1
新潟薬科大学看護学部看護学科

【事務局】
済生会茨木訪問看護ステーション
関西医科大学大学院看護学研究科 在宅看護学・高度実践看護師コース
甲斐 聖子

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